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ベルリンの壁崩壊25年周年:バレンボイム 第九「歓喜の歌」フレミング、ガランチャ、フォークト、パーペ (2014.11.9)

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 2014年11月9日、ベルリンの壁崩壊25周年を記念して、ブランデンブルグ門で式典が行われました。推定100万人が集まったそうです。式典では、LEDを内蔵した白い光の風船約7千個が計約15キロにわたり並べられ、ベートーベン第九の「歓喜の歌(Ode to Joy)」の演奏に合わせ、風船が夜空に舞い上がりました。
 バレンボイム指揮、Staatskapelle(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)、ソリストはRenée Fleming, Elīna Garanča, Klaus Florian Vogt, René Pape。ソリストと合唱の部分だけアップします。光の風船が舞い上がる様子も見られます。



 ARDで放送されたものは、音楽に解説だか対談だかが一部かぶっていましたので、その部分はYouTubeにアップされていたものを使いました。全体をご覧になりたい方はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=z6wli5Jf4vs#t=27978(第九は07:42〜08:08まで)

メト2014-15シーズンの「ボエーム」(2014.9.23〜2015.1.24) どこまで続く...ころころ代わるキャスト

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 メトでは定番のゼッフィレッリ演出の「ボエーム」、ついこないだ、今年の春(3〜4月)グリゴーロのロドルフォで、アニタ・ハルティッヒの急病と代役のクリスティーネ・オポライスで話題になりましたが、またやってるんですね。
 今回も話題には事欠かないようです。まるでマザーグースの「ジャックが建てた家“This is the house that Jack built.”」みたい....というレビューを見つけましたので、こちらでもちょっと記事にしておこうかと。マザーグースの歌のようにまだまだ延々続くのかもしれませんし。

まずシーズン発表の正規のキャストは、すっきりと3人のロドルフォに3人のミミでした。
1.Bryan Hymel & Ekaterina Scherbachenko
2.Ramón Vargas& Kristine Opolais, Angela Gheorghiu
3.Jean-François Borras & Kristine Opolais


それが11月24日の時点で5人のロドルフォに5人のミミになりました。
1.Bryan Hymel & Ekaterina Scherbachenko 9/23
2.Bryan Hymel & Hei-Kyung Hong 9/26,29, 10/4
3.Bryan Hymel & Sonya Yoncheva 11/14,20
4.Francesco Demuro & Sonya Yoncheva 11/24
5.Charles Castronovo & Sonya Yoncheva 11/28(予定)
6.Ramón Vargas & Sonya Yoncheva 12/1,5(予定)
7.Ramón Vargas & Angela Gheorghiu 12/10,13(予定)
8.Jean-François Borras & Kristine Opolais 2015/1/15,19,24(予定)


マザーグースの歌のように歌えば、
・9月23日の初日はハイメルとシェルバチェンコが歌った
・9月26, 29日と10月4日はシェルバチェンコが急病でハイメルとホン姉さんが歌った
・11月14と20日は、ヴァルガス&オポライスのはずだったのに、ヴァルガスは急病でハイメルに、オポライスはミュンヘンにとられて、産休中のヨンチェヴァが代役になってハイメル&ヨンチェヴァが歌った
・11月24日は、ヴァルガスの代役のカストロノーヴォ&ヨンチェヴァのはずだったのに、カストロノーヴォが急病で、12月30日が椿姫のアルフレードでメトデビューのはずだったフランチェスコ・デムーロがロドルフォでメトデビュー、デムーロ&ヨンチェヴァが歌った
・11月28日は、カストロノーヴォの病気が回復してカストロノーヴォ&ヨンチェヴァが歌う予定になっているんだって

 ややこしいので間違っているところがあるかもしれませんが、こんな風になります。とりあえずこの先は病人が出ない限り、ヴァルガス&ゲオルギュー、オポライス、ボラス&オポライスが歌うことになっています。

 マザーグースの歌のようだ...と書いてある11月24日のレビューはこちら、Despite another sub, Met’s “Bohème” remains a strong and enjoyable show デムーロのロドルフォについては、あの状況下ではまあよくやったと思うよ....メトにはちょいと声が小さい.....ということです。
 デムーロは12月30日の「椿姫」のアルフレードがメトデビューだったんですが、すでにニューヨークに居たということは12月7日からの第一組と一緒にリハーサルってことなんでしょうか....だとすると第一組のアルフレードのコステロ君でもよかったと思いますが、断ったのかなぁ。

関連記事:
バイエルンの「マノン・レスコー」演出絡みでネトレプコ降板! 産休中のヨンチェヴァが助け舟
メトの「ボエーム」:News! ミミがオポライスに...
MET ゼッフィレッリ演出《ボエーム》のロドルフォ & ミミ

ロンドンのロイヤル・オペラハウスの Live Cinema 日本でも一日遅れで上映:今月は「愛の妙薬」

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★11月29日ロンドン時間18:50(日本時間30日午前3:50)からBBC RADIO 3で放送されます。Donizetti's L'elisir d'amore

 今ロンドンで上演中の「愛の妙薬」、昨夜(27日)見てきました。舞台をご覧になったロンドン在住のオペラファンの皆さんにも、また各レビューでもとても評判がいいので、楽しみにしていましたが、本当に素晴らしいできであっというまの3時間でした。
gri_nemorino2014-b.jpg

  案内役の方が「はじめてのオペラに最適です」と紹介されていましたが、確かに誰も死なないし(ネモリーノの叔父さんは死ぬけど) ハッピーエンドだし、オペラ初体験の人がオペラ嫌いになることはないでしょう。でも、けっこうたいくつしちゃうのもあるので、どれでもってわけには....今回のROHのはおすすめです。ネモリーノ、アディーナ、ドゥルカマラ、ベルコーレ、それぞれの性格の解釈が非常に的確でそれに従ってそれぞれが最高の役作りをしていました。だから、性格悪いアディーナとか、間抜けなネモリーノっていうかんじがなくて、とても楽しめました。ああいう幼なじみっていますよね。ほんとほのぼのって感じで幕が下りました。(ちなみにメトのネトレプコとポレンザーニのは私にはたいくつな部類、化粧濃すぎだし...) 

 「愛の妙薬」が好きになったのは、ゲオルギューとアラーニャのDVD(リヨン歌劇場の)を見てからかな....演出も出演者もよくて、ドゥルカマーラの奥さんらしき中年のおばさん(歌わない役)がけっさくでした。マチェラータ音楽祭のは、ドゥルカマラがシュロットで、ネモリーノはまん丸マチャド、これも面白かった。ドゥルカマラはブッフォ系の歌手さんよりも意外性のある歌手が好きかも...なのでターフェルのドゥルカマラも嬉しかったです。最初にターフェルのインタビューがありましたが、アムステルダムでエルビス・プレスリーのドゥルカマラをやった....と話していました。薄汚い白衣ではなくギンギラギンの衣装です。画質が悪いですけどYouTubeで見られます。
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 カーテンコールの写真はLive Cinemaの日、26日のものです。ロンドン在住のkyokoさんに頂きました。「ファウスト」の時は前に"CAIO! MAMMA E PAPA" 後ろにI Londonと書いたTシャツに着替えてでてきましたが、今回は、意味不明のODLR THANKS でした。なんだろう...なにかの頭文字だろう...といろいろ考えましたが、先頃亡くなった「オスカー・デ・ラ・レンタ ありがとう」ではないかと.....違うかもしれませんけど。

 5656_3968.jpg ポスターにもワンコがいますが、舞台にも登場するというので楽しみにしていましたが、あっというまに舞台を駆け抜けたのでよくみえませんでした。アルフィー君というジャック・ラッセル・テリアなんだそうです。小さくてとてもかわいいワンコですよね。

 映画館でオペラハウスの舞台を見る企画もいろいろあるようですが、今のところ私が体験したのはメトのHD上映とROHのLive Cinemaだけ。
 メトのHD上映は1ヶ月遅れとはいえ、数日間上映しますし、数年前からやっていますのでそれなりに知名度もあって、演目でバラつきはあるんでしょうが、そこそこの集客力があるようです。グリゴーロが出るので重い腰を上げて、やっと今年の5月に初体験でした。
 ROHのLive Cinemaが、メトのHD上映と異なるのは、ロンドンで上演中のオペラが数時間遅れで見られることと「一回限り」ということです。ROHの場合、今までバレエは上映していたようですが、オペラは全プログラム上映は初めてです。従って、認知度が低いということもあって、150席くらいあるシアターでお客さんは10人程度、「新宿バルト9」で15人だったかな。 今後、カウフマンの「アンドレア・シェニエ」(カウフマンはジェラールにしか見えないな...)、ターフェルの「オランダ人」と続きますので、Live Cinema 存続のためにもぜひ都合をつけて足を運んで頂きたいです。Live Cinema上映劇場はこちらで →http://t-joy.net/roh_2014/movie.html

関連記事:
ROH「愛の妙薬」(2014.11.18〜12.13) ☆ 日本でも一日遅れのLive Cinema(11月27日)
メト「ボエーム」(HD上映有り)
愛の妙薬(1)プレスリー・ドゥルカマーラとネモリーノは誰?
《愛の妙薬》(2)まん丸マチャド、フローレス、Mr.ビーン・ヴィリャゾン
新国立劇場《愛の妙薬》リーフレット 石戸谷 結子のエッセイ読んだ人いますか....
新国《愛の妙薬》2010.4.15

パリ国立歌劇場の「ボエーム」も2人のロドルフォが4人に....穴埋めにグリゴーロの名前がも..(2014.11.29)

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NOP_rodolfo2014.jpg メトの「ボエーム」と同じようなことがパリでも....メトはラモン・バルガスの病気による降板、パリ(バスティーユ)の「ボエーム」は、理由不明ですが、A組のロドルフォ Khachatur Badalian(Khachatur Badalyan)、が全公演降板して、その穴埋めに4人のロドルフォが調達されました。なんとその中にヴィットリオ・グリゴーロの名前が.....

 こういっちゃなんですけど、なんなの、このわけのわからない布陣は.....ピッタスが全部歌っちゃえばいいじゃないの。メトは、とりあえず、全員、私でも名前くらいは知っているロドルフォ君たちですが、降板したKhachatur Badalyanって、期待の新星なのかしら? 私全く存じ上げませんが。Abdellah Lasriもですけど、モロッコ出身のオペラ歌手ですって....モロッコってフランス領でしたっけ。シーズン発表では下記のように二人のミミに二人のロドルフォで全14公演を7公演づつでした。

マルティネス & BadalyanのA組:11/30, 12/2, 4, 6, 9, 11, 13
カベル & ピッタスのB組:12/15, 18, 21, 23, 26, 28, 30

Khachatur Badalyanが全公演から消えたため二人のミミ、4人のロドルフォPiotr Beczala, Dimitri Pittas, Abdellah Lasri, Vittorio Grigoloになりました。

Ana Maria Martinez & Piotr Beczala:11/30
Ana Maria Martinez & Dimitri Pittas:12/2, 6, 11, 13
Ana Maria Martinez & Abdellah Lasri:12/4, 9
Nicole Cabell & Vittorio Grigolo : 12/15, 18, 21
Nicole Cabell & Dimitri Pittas : 12/ 23, 26, 28
Nicole Cabell & Abdellah Lasri : 12/30

 それにしてもグリゴーロが引き受けるとは。12月13日までロンドンで「愛の妙薬」なのに。しかも12月16, 18日のケント・ナガノ指揮、モントリオール交響楽団のクリスマスコンサートをスケジュールの調整ミスとかの理由で11月19日に突然キャンセルしてます。まさか、パリの「ボエーム」のためにキャンセルしたんじゃないですよね。モントリオールをキャンセルしたから、パリ国立歌劇場に頼まれたんですよね。それに1月12日からはメトで「ホフマン物語」がはじまるのに、12月21日までパリって忙しくないのかな。(12.1現在、本人発表はありません)

メモ:
・Khachatur Badalian(Khachatur Badalyan):オセチア共和国の首都ウラジカフカス、1982.5.9生まれ、「ホフマン物語」でマリンスキー劇場でデビュー、2012年同劇場のソリストとなる
・Abdellah Lasri :モロッコ出身 1982年生まれ

関連記事:メト2014-15シーズンの「ボエーム」(2014.9.23〜2015.1.24) どこまで続く...ころころ代わるキャスト(2014.11.26)

ミラノ・スカラ座 2014/15シーズン 開幕公演「フィデリオ」13分間の拍手喝采 劇場外では乱闘

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 ということで、演奏は大成功、そしてすべての登場人物に拍手喝采だったそうです。スカラ座の開幕公演としては、なにか一騒動あるものですが.....昨年の「椿姫」は、演出とアルフレードのベチャワにブーイング、ベチャワはすねて「スカラ座にはもう出てやるもんか」宣言をしたとかありましたっけ....
 開幕公演に関するLa Stampaの7日の速報は、「13分間の拍手喝采、ジーンズのフィデリオを評価 / 説得力のある現代への読み替え」という見出しで、劇場前広場のデモでは二人の警官が負傷する事態となりましたが、公演自体は、ブーイング無しの13分間もの拍手喝采で、ボレンボイムのスカラ座音楽監督最後の公演を無事終えたということです。8日の記事は、「カラビニエリに守られたミラノの暗いフィデリオ / スター無し、ナポリターノ大統領もレンツィ首相も無し、グラマー無しの初日。劇場の外では衝突」。演奏については、13分間の拍手喝采とだけ、来シーズンは、ヴェルディの "Giovanna d’Arco" だとか。

 公演のレビューは、こちら、バレンボイムは序曲に「フィデリオ」序曲ではなく「レオノーレ序曲2番」を演奏したとか、各歌手のレビューもあります。歌手の皆さん総じて好評。

 例年NHKのBSで放送されますが、まだ予定は出ていないようです。早く見たい方は、バックステージからの中継がYouTubeにアップされていますので貼付けておきます。演奏は、32分くらいからはじまります。音楽はよく聞こえない部分が多いですが、バックステージの様子も面白いです。本当にたくさんの人たちがかかわっているんですね。



 再生リストをクリックするとその他の数分の録画もご覧頂けます。

 一幕がYouTubeにアップされました。いつブロックされるか分かりませんので、ゆっくり見たい方はダウンロードしたほうがいいと思います。(2014.12.10)



メモ:「フィデリオ」に四つの序曲
1.1805年:レオノーレ序曲第2番
2.1806年 :レオノーレ序曲第3番
 (コンサートでよく演奏される、またオペラでは第2幕2場の間奏曲として演奏される場合もある)
3.1807年 :レオノーレ序曲第1番
4.1814年:フィデリオ序曲 (普通はオペラの序曲として演奏される)

関連記事:
ミラノ・スカラ座 2013/14シーズン 開幕公演「椿姫」☆ マーラ・ザンピエリがアンニーナ ☆ ベチャワのスカラ座ボイコット宣言(問題のカーテンコールの一部アップ)

クリスマス:Mirella Freni & Ruggero Raimondi (2001) ☆ Vittorio Grigolo & Jackie Evancho (2013

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◎Concerto di Natale,2001 : Assisi, Basilica di San Francesco



☆Stille Nacht:Mirella Freni, Ruggero Raimondi
☆Adeste Fideles:Ruggero Raimondi
☆P.Mascagni "Ave Maria":Mirella Freni

◎ヴィットリオ・グリゴーロのCD "Ave Maria" US盤から


☆"O Holy Night":Vittorio Grigolo & Jackie Evancho

関連記事:
グリゴーロのCDアルバム"Ave Maria"にジャッキー・エヴァンコとのデュエット"O Holy Night"
クリスマス! ☆Concerto di Natale(アッシジのサン・フランチェスコ大聖堂)フレーニとライモンディ

オペラ歌手のギャラ( 2014年記事より: トップクラス=1万7000€)

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 オペラ歌手の契約とかギャラについての記事が、フランス・フィガロ紙(11/21付け)とイギリスのテレグラフ(11/3付け)に掲載されました。
 フィガロ紙の記事はパリ在住の助六さんが要約をコメント欄に書いて下さいました。筆者のクリスチアン・メルランは本職は大学の独文教師で、批評家としても音楽ジャーナリストとしてもフランスで一番まともな部類という印象の方だそうです。
 テレグラフのルパート・クリスチャンセンは、オペラのレビューでお馴染みの方で、ヴィットリオ・グリゴーロについては、いつもなにか一言言いたいようですが、まあ、それだけ期待して鑑賞して下さってるってことでしょう。直近のROHの「愛の妙薬」は、めずらしくほめてました。そういえば、仮面舞踏会のカレイヤを「テディー・ベア」って言ってたな......グリゴーロは「子犬」ってよく言われますけど。
・ Le Figaro:Le casse-tête d'un casting de rêve 助六さんの要約:マルセロ・アルバレス(ラダメス・ロールデビュー)のインタビュー(2010.4.23):オペラ歌手のギャラについても一言...のコメント欄
・the telegraph:How much do opera stars get paid? Christiansen attempts to solve one of opera's great mysteries

フィガロの記事の要約を更にまとめてみました。

・現在のトップフィーは1公演1万7000€程度。[2009年発表の「トップ・フィー」は1万5000€。中堅クラスは、5000-1万2000ユーロ€、端役は1000€以下]

・トップフィーは劇場により差がある。最高ギャラはヴィーンとロンドンでは同額だが、ミュンヘンではそれより4000€、チューリッヒでは1万€高い、フランスの地方劇場ボルドーの最高ギャラは1万€だが、それが適用されるのは1シーズン1~2回のみ

・独オペラ劇場会議はギャラ最高額を決めており、メト、ロンドン、パリはギャラ一覧表を定期的に交換している。だいたい良識が守られているが、ミュンヘンなどはギャラをつり上げているとの噂がある。

・メト(トップはおそらく1万6000$)は、経費削減のためスター歌手にギャラ7%引き下げを依頼
  (ネトレプコが了承したという記事をちらっと見た記憶が...)

・歌手の平均ギャラとトップフィーの差は1対3
 (ということは平均ギャラは5700€くらいかな)

・源泉徴収の税率は、スイスでは15%、独では40%
 (税金と言えば、カバリエが脱税で捕まったとか.....昔はパヴァロッティが有名だった...)

・新演出の場合、歌手はリハーサルで1カ月、上演で2~3週間、計約2カ月間拘束される。一般的にリハーサルにはお金は出ないし、滞在費も支給されない。
 (ニューヨークではギャラはほとんど経費で消えちゃう...アラーニャ談)
 (40%は税金にもっていかれるし、エージェントの手数料、ホテル代、アパートメントの家賃の高騰で、手元にはほとんど残らない....M.アルバレス談)

・歌手にとってはオペラ公演よりリサイタルの方が実入りがよい。
 (これはいつも言われていることですね.....一晩3万€から20万€といわれている。リサイタルを目一杯組んでい、いるのはヨナス・カウフマンくらいですけど、かつてはビリャソンがいましたが、これもオペラ歌手としての人気がないとできないわけですけど)

・ギャラは名声だけでなく、特定種の声に関する需給関係でも吊り上がる。ジークフリートを歌えるヴァーグナー歌手は僅かなため、無名でもギャラをつり上げるのは容易。

・フランスにはないがドイツ・オーストリアの座付歌手の場合はギャラは月給の形で支払われるが、独立ソロ歌手のギャラよりずっと低額

・スター歌手を引きつけるには、ギャラに加え、芸術的内容が重要。エージェントでなく、歌手と直接相談している。

 テレグラフによれば1960年代オペラ歌手全盛時代は1公演5万ポンドの大スターもいたそうです。あっというまの円安で、円換算しても意味がないですが、一応参考にレートを....1€=146円、1$=120円、1ポンド=187円

関連記事:
2000万円のオペラ歌手......って何のこと?
マルセロ・アルバレス(ラダメス・ロールデビュー)のインタビュー(2010.4.23):オペラ歌手のギャラについても一言...
オペラ歌手「使い捨て」? 自己責任?(朝日新聞記事に関連して2007.9.8夕)
ニューヨーク・タイムズにヴィットリオ・グリゴーロの(センセーショナルな)紹介記事(2010.10.14)

メモ)YouTube「全世界でブロック」: France2 の映像をRaiがブロック → 異議申し立て中

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 前からYouTubeでは「全世界でブロック」というのがありまして、アップした本人以外は誰も見られない状態になるのですが、今まではただそれだけだったので、「あら、残念」程度でしたが、いつからかペナルティーが発生するようになりました。30日で期限切れになるペナルティーですが、「30日以内に2回目の世界的なブロックを受けた場合は、アカウントの状態は良好ではなくなる」ので、めんどくさい、15分以上の動画がアップできなくなるのはいいとしても、著作権がないのに著作権を主張するおかしな団体に異議申し立てができなくなるんですよ。変なペナルティーですよね。
 で、最近この「全世界でブロック」が増えていて、とくにRaiが頑張っていて、どういう基準なのかははっきりしませんが、どんどん「全世界でブロック」していっています。Rai放送のものは仕方がないのですが、France2放送のものをRaiが「全世界でブロック」してきました。「異議申し立て」をしましたが、さて、どうなるか......たてつくとチャンネルを削除されることもあるんですよ。

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 変でしょ、15:10からってことは、シャンソンの「バラ色の人生」の途中ですし.....異議申し立てをしたので2015年1月25日までは見られます、見られるはずです。( http://youtu.be/BvLd-aUVrLs )

関連記事:
YouTubeの広告料に詐欺・たかりまがいの著作権ビジネス横行か? (2012.4.15までの結果)
YouTubeさんの日本語はよくわかりません.....サードパーティのコンテンツの一致
YouTubeの著作権情報 & グリゴーロのニューアルバム"Arrivederci"のプロモーションビデオ
 (2011年には「全世界でブロック」というのはなかったのね)

訃報:フランチェスコ・ロージ Francesco Rosi (1922.11.15 - 2015.1.10)

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 映画監督のフランチェスコ・ロージが亡くなりました。享年92歳、ご冥福をお祈りします。
 ロージは、フランコ・ゼフィレッリ(1923.2.12 - )と共に40年代から50年代にかけてルキーノ・ヴィスコンティの下で修行を積み、1948年の「揺れる大地」では共に助監督を務めていて、ロージは撮影の進行係、ゼッフィレッリは素人俳優たちに台詞を仕込む係だったとか。
 ロージ監督の1984年制作の「カルメン」は、オペラファンにも映画ファンにも楽しめる作品だと思います。

関連記事(記事の中のビデオはリンク切れしています):
フランチェスコ・ロージ監督 OPERA-FILM《カルメン》その1
F.ロージ監督 OPERA-FILM《カルメン》その2
F.ロージ監督 OPERA-FILM《カルメン》その3 

訃報:エレーナ・オブラスツォワ Elena Obraztsova (1939.7.7〜2015.1.12)

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 ロシアのメゾソプラノのエレーナ・オブラスツォワが1月12日ドイツで亡くなりました。享年75歳、ご冥福をお祈りします。主治医の助言に従って避寒のためドイツに滞在していたそうです。
 ライモンディとは、アバド指揮でアイーダ、仮面舞踏会、レクイエムがあります。ドン・カルロは、ハンブルグで共演しています。
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◎1980年「レクイエム」のリハーサル、アバド、フレーニ、オブラスツォワ、パヴァロッティ、ライモンディ


この映像に関する記事:RRと指揮者クラウディオ・アバド"Verdi Requiem"

その他の関連記事:
スカラ座創立200年記念《ドン・カルロ》イタリア語5幕特別版2幕
1977〜79年ミラノ・スカラ座《ドン・カルロ》フィナーレ 死神の山車!

新国立劇場2015/2016シーズン発表(2015.1.16) オペラ公演ラインアップ

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 新国立劇場2015/2016シーズンが発表されました。「イエヌーファ」は新国初上演、「ラインの黄金」「ウェルテル」は新制作。話題としては、再びフォークトがローエングリンを歌ってくれるとか、「魔笛」がオール日本人キャストだとか、「ウェルテル」が、あのマイケル・ファビアーノだとか、グリゴーロとの共演が多いカヴァレッティがフォード氏だとか.......今シーズンもやっぱりドイツものに偏っているような感じがしますね。




2015/2016シーズン オペラ公演ラインアップ(公演詳細はタイトルをクリック)
 *再演で、鑑賞レポートがあるものはリンクしました

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1.ラインの黄金(新制作):2015年10月1,4,7,10,14,17日(6公演)
 飯守 泰次郎/ゲッツ・フリードリッヒ/東京フィルハーモニー交響楽団
 ユッカ・ラジライネン、ステファン・グールド、トーマス・ガゼリ、クリスタ・マイヤー


2.トスカ:2015年11月17,20,23,26,29日(5公演)
 エイヴィン・グルベルグ・イェンセン/アントネッロ・マダウ=ディアツ/東京フィルハーモニー交響楽団
 トスカ未定、ホルヘ・デ・レオン、ロベルト・フロンターリ


3.ファルスタッフ:2015年12月3,6,9,12日(4公演)
 イヴ・アベル/ジョナサン・ミラー/東京フィルハーモニー交響楽団
 ゲオルグ・ガグニーゼ、マッシモ・カヴァレッティ、アガ・ミコライ、エレーナ・ザレンバ
 ◎ファルスタッフ鑑賞:2007.6.19


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4.魔笛:2016年1月24,26,28,30日(4公演)
 ロベルト・パーテルノストロ/ミヒャエル・ハンペ/東京交響楽団
 妻屋秀和、鈴木 准、佐藤美枝子、増田のり子、九嶋香奈枝、萩原 潤
 ◎《魔笛》の男性三役(2006.1.24鑑賞)


5.イェヌーファ(新国初上演):2016年2月28 / 3月2,5,8,11日(5公演)
 トマーシュ・ハヌス/クリストフ・ロイ/東京交響楽団
 ハンナ・シュヴァルツ、ヴィル・ハルトマン、ジャンルカ・ザンピエーリ、ジェニファー・ラーモア、ミヒャエラ・カウネ


6.サロメ:2016年3月6,9,12,15日(4公演)
 ダン・エッティンガー/アウグスト・エファーディング/東京交響楽団
 カミッラ・ニールント、クリスティアン・フランツ、ロザリンド・プロウライ、グリア・グリムスレイ


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7.ウェルテル(新制作):2016年4月3,6,9,13,16日(5公演)
 マルコ・アルミリアート/ニコラ・ジョエル/東京フィルハーモニー交響楽団
 マイケル・ファビアーノ、エレーナ・マクシモワ、アドリアン・エレート、砂川涼子


8.アンドレア・シェニエ:2016年4月14,17,20,23日(4公演)
 ヤデル・ビニャミーニ/フィリップ・アルロー/東京フィルハーモニー交響楽団
 カルロ・ヴェントレ、マリア・ホセ・シーリ、ヴィットリオ・ヴィテッリ
 ◎レイフェルクスのカルロ・ジェラール:2005.12.2


9.ローエングリン:2016年5月23,26,29 / 6月1,4日(5公演)
 飯守泰次郎/マティアス・フォン・シュテークマン/東京フィルハーモニー交響楽団
 アンドレアス・バウアー、クラウス・フロリアン・フォークト、マヌエラ・ウール、ユルゲン・リン、ペトラ・ラング
 ◎「ローエングリン」フォークト最高!(2012.6.13) ☆ フォークトのインタビュー(朝日新聞)


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10.夕鶴:2016年7月1,2,3日(4公演)
 大友直人/栗山民也
 キャスト日替わり


参考:
イタリアもの(3):トスカ、ファルスタッフ、アンドレア・シェニエ
ドイツもの(4):ラインの黄金、魔笛、サロメ、ローエングリン
その他(3):ウェルテル、イエヌーファ、夕鶴

関連記事:
新国立劇場2014/2015シーズン発表:どれに行こうかな..... (2014.1.17) 

YouTube「244カ国でブロック」:日本が国として認めているのは195カ国

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 今度は「244カ国でブロック」だって....「全世界でブロック」とどう違うのかと言いますと、「特定の国のみブロック」は、とりあえずチャンネルに影響がないってことなので、私にとってはラッキーなんですけど(ありがとうソニーさん)...でも244カ国っていったいどこの国なら視聴できるんでしょう.....この動画は2009年にYouTubeにアップして今までは「ドイツ」でだけブロックされていたんですけど....244カ国ってほとんどの国でブロックされちゃったんですけど、なぜか「日本」ははずされています。ということでこのブログをご覧いただいている日本在住の皆さんは視聴できるということです。
youtube_block20150120.jpg

 244カ国がどこかはちゃんと明記されています。国というよりは「場所」かな.....南極まである....
動画は次の国では再生できません:
アイスランド共和国, アイルランド, アゼルバイジャン共和国, アフガニスタン, アメリカ合衆国, アメリカ領サモア, アラブ首長国連邦, アルジェリア, アルゼンチン, アルバ, アルバニア共和国, アルメニア共和国, アンギラ, アンゴラ共和国, アンティグアバブーダ, アンドラ公国, イエメン, イギリス, イギリス領インド洋地域, イスラエル国, イタリア共和国, イラク, イラン イスラム共和国, インド, インドネシア共和国, ウガンダ, ウクライナ共和国, ウズベキスタン共和国, ウルグアイ共和国, エクアドル共和国, エジプト, エストニア共和国, エチオピア, エリトリア, エルサルバドル共和国, オマーン国, オランダ王国, オーストラリア, オーストリア共和国, オーランド諸島, カザフスタン共和国, カタール, カナダ, カボベルデ共和国, カメルーン共和国, カンボジア国, ガイアナ, ガボン共和国, ガンビア共和国, ガーナ共和国, ガーンジー島, キプロス共和国, キューバ共和国, キリバス共和国, キルギス共和国, ギニアビサウ共和国, ギニア共和国, ギリシャ, クウェート国, クック諸島, クリスマス諸島, クロアチア共和国, グァテマラ共和国, グアダループ, グアム, グリーンランド, グルジア共和国, グレナダ, ケイマン諸島, ケニア, ココス諸島, コスタリカ共和国, コモロ・イスラム連邦共和国, コロンビア, コンゴ共和国, コンゴ民主共和国, コートジボワール, サウジアラビア, サモア, サン バルテルミー島, サントメ プリンシペ民主共和国, サンピエール ミクロン, サンマリノ共和国, ザンビア共和国, シェラレオネ, シリア, シンガポール, ジブチ共和国, ジブラルタル, ジャマイカ, ジャージー島, ジンバブエ共和国, スイス連邦, スウェーデン王国, スバールバル諸島とヤンマイエン島, スペイン, スリナム共和国, スリランカ, スロバキア, スロベニア, スワジランド王国, スーダン共和国, セイシェル, セネガル共和国, セルビア, セント マーチン島, セントクリストファー ネビス, セントビンセント グレナディーン諸島, セントヘレナ, セントルシア, ソマリア, ソロモン諸島, タイ, タジキスタン共和国, タンザニア連合共和国, タークス諸島 カイコス諸島, チェコ共和国, チャド共和国, チュニジア, チリ, ツバル, デンマーク王国, トケラウ諸島, トリニダード トバゴ共和国, トルクメニスタン, トルコ共和国, トンガ王国, トーゴ共和国, ドイツ, ドミニカ共和国, ドミニカ国, ナイジェリア, ナウル, ナミビア共和国, ニウエ, ニカラグア共和国, ニジェール共和国, ニューカレドニア, ニュージーランド, ネパール王国, ノルウェー王国, ノーフォーク島, ハイチ共和国, ハンガリー共和国, ハード島とマクドナルド諸島, バヌアツ共和国, バハマ国, バミューダ, バルバドス, バングラディッシュ人民共和国, バーレーン国, パキスタン イスラム共和国, パナマ共和国, パプアニューギニア, パラオ共和国, パラグアイ共和国, ピトケアン, フィジー共和国, フィリピン, フィンランド共和国, フェロー諸島, フォークランド諸島 (マルビナス諸島), フランス共和国, フランス領ポリネシア, ブラジル, ブルガリア共和国, ブルキナファソ, ブルネイ, ブルンジ共和国, ブータン王国, ブーベ島, プエルトリコ, ベトナム, ベニン共和国, ベネズエラ共和国, ベラルーシ共和国, ベリーズ, ベルギー, ペルー共和国, ホンジュラス共和国, ボスニア ヘルツェゴビナ共和国, ボツワナ共和国, ボリビア共和国, ポルトガル, ポーランド共和国, マイヨット島, マカオ, マケドニア, マダガスカル共和国, マラウイ共和国, マリ共和国, マルタ共和国, マルチニーク, マレーシア, マン島, マーシャル諸島共和国, ミクロネシア連邦, ミャンマー連邦, メキシコ, モザンビーク共和国, モナコ公国, モルディブ共和国, モルドバ共和国, モロッコ, モンゴル国, モンテネグロ, モントセラト島, モーリシャス共和国, モーリタニア イスラム共和国, ヨルダン, ヨルダン川西岸, ラオス, ラトビア共和国, リトアニア共和国, リヒテンシュタイン公国, リビア, リベリア共和国, ルクセンブルグ大公国, ルワンダ共和国, ルーマニア, レソト王国, レバノン共和国, レユニオン, ロシア, ローマ教皇庁 (バチカン市国), ワリー エ フトゥーナ諸島, 中国, 中央アフリカ共和国, 仏領ギアナ, 仏領極南諸島, 北マリアナ諸島, 南アフリカ, 南ジョージア島と南サンドイッチ諸島, 南極, 台湾, 合衆国領有小離島, 大韓民国, 朝鮮民主主義人民共和国, 東ティモール, 米国バージン諸島, 英領バージン諸島, 西サハラ, 赤道ギニア, 香港
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1973年ミュンヘンのドン・ジョヴァンニ(Ruggero Raimondi) ORFEO D'ORからCD発売

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rr_1973cd.jpg おぉ、懐かしい......

HMV レビューによれば、

絶好調のバイエルン国立歌劇場ライヴ!
ミュンヘンっ子が熱狂した『ドン・ジョヴァンニ』!!
ライモンディ、ポップ、モル、ヴァラディ、プライス、みんな若い!!
1973年ステレオ録音!


 それにしてもお値段がよすぎじゃないの。売れないから高くしているのか、高いから売れないのか....売るつもりはあるのかしら。

 このライブCD、今までマイナーレーベルのGoldenMelodramとMYTOで発売されています。

rr_dongio1973cd.jpeg


 MYTOで再販された時にブログに記事を書いています。「32才の時のドン・ジョヴァンニ
 ヨーロッパではドン・ジョヴァンニと言えばルッジェーロ・ライモンディの時代がありまして、『特にバイエルン国立劇場ではサヴァリシュとギュンター・レンネルトと共に、役づくりをして85回の上演の契約(これは異例のことなんですよ)をするほどの成功をおさめた。』んですよ。シャンパンのアリアでは聴衆からのBisに応えて、よく2回歌ったそうです。

 ドン・ジョヴァンニに関する過去記事を見ていたら、面白いのがありました。昔はこんなことをして遊んでたんですね....ブログが普及し始めた頃で、同好の方たちと盛り上がってたんですよ.....懐かしいなぁ
 6人のドン・ジョヴァンニあってっこクイズなんですけど、6人のうち4人、ハンプソン、ターフェル、キーンリーサイド、ホロストフスキーはバリバリの現役、皆さんもうドン・ジョヴァンニは歌うつもりはないようですけど。
 ライモンディのはたくさんある録音から、このミュンヘンのライブを使っているようです。 記事はこちら、「クイズ:ドン・ジョヴァンニ"Fin ch'han del vino"

新国「マノン・レスコー(2015.3.9〜21)」 出演者さんのメッセージ(2015.2.24)

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 2011年3月11日の東日本大震災で中止を余儀なくされた「マノン・レスコー」、4年ぶりに復活です。公演情報:http://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/150309_003712.html
 私も見に行く予定にしていましたが、中止は当然の状況でした。同じ時期に上演というのもたまたまなのかもしれませんが、なんか感慨深いものがあります。デ・グリュー役のグスターヴォ・ポルタとレスコー役のダリボール・イェニスのメッセージでも、出演者の皆さん本当に怖い思いをされたのが伝わってきます。



関連記事:
2011年3月13日〜 フィレンツェ来日公演《トスカ》
新国立劇場 オペラ2010/2011シーズン発表

ヨナス・カウフマン プライヴェートな理由で6月12〜23日のスカラ座「カヴァレリア」出演取り消し(2015.3.5発表)

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 今日、ヨナス・カウフマンがスカラ座のカヴァレリアの出演を取り消したことを発表しました。代役は3月5日現在まだ決まっていません。「この時期、家族のそばに居る必要があるという個人的な理由だが、我々は最終的に容認した」そうです。劇場側も納得するような理由なんだと思いますが、だったら、6月7日にソウルのコンサートを追加したのがちょっと解せませんけどね。

Scala, forfait Kaufmann

 更に劇場側の発表によれば、嬉しいお知らせとして、代わりに6月14日(日)にヨナス・カウフマンのオペラ・アリアのコンサート(Jochen Rieder指揮)を開くそうです。

 新国のマイケル・ファビアーノの「芸術上の理由」より腑に落ちますが、「家族のそばに居る必要がある」って気になりますね.....お目出度いこととしては、誰かの結婚、カウフマンの長女って15、6でまだ結婚ってことはないですけど....それとも家族のどなたかが病気だとか(昔、ゲオルギューが娘(姪)が手術するからそばに居てやりたい...とかでキャンセルしたことがある)

 とにかくカウフマンのスケジュールは過密!
◎1月からのスケジュール
1月4日:Wigmore Hall:リサイタル
1月20,23,26,29,31/2月3,6日 ロンドン:アンドレア・シェニエ
2月27日 ローマ/アイーダ(CD録音のため) 17日以前にローマ入り
3月 4 , 7日 メト:カルメン 4日体調不良キャンセル
3月28, 4月6日 ザルツブルグ:Cav/Pag
3月31, 4月3日 ザルツブルグ:ヴェルディのレクイエム
4月15,17,19,22,24,26日 ドイツ国内リサイタル・ツァー
5月4,7,10日 ミュンヘン:運命の力
5月14,16,15,20日 ドイツ国内リサイタル・ツァー
5月23日 シャンゼリゼ:リサイタル
5月30, 6月1,4日 日本リサイタル・ツァー
6月7日 ソウル:コンサート (最近追加)
6月12,15,17,20,23日 スカラ座:カヴァレリア 個人的理由で全公演出演取り消し
6月14日 キャンセルお詫びコンサート
6月27日 ミュンヘン:コンサート

 しかし、6月7日がソウルで、カヴァレリアの初日が12日って、新演出のオペラに出演するのはあり得ないことなので、恐らく、カウフマンとしては日本公演を5月末から6月に持って来た時からスカラ座はキャンセルするつもりだったと思います。スカラ座の発表でもシーズンのはじめにカウフマンから降りたいって言われてた....と書いて有りますし、こういう場合、劇場としては本人の気が変わるのをギリギリまで待つってことなのかな.....ペレイラ氏とは長年の付き合いでツーカーの間柄でしょうから、降板理由も適当に考えたのかも。ま、オペラでキャストを重視する場合は、少なくとも本人サイドの発表があるまで信用できないってことです。

スカラ座発表:Cavalleria rusticana
Jonas Kaufmann rinuncia a Cavalleria ma canta in concerto alla Scala
All’inizio della stagione in corso Jonas Kaufmann ha chiesto al Teatro alla Scala di poter rinunciare alle recite di Cavalleria rusticana programmate per giugno 2015.
Tale richiesta si basava sulla necessità per Jonas Kaufmann di restare, in quel periodo, vicino alla sua famiglia: una motivazione privata che abbiamo infine accolto.
Abbiamo cercato di trovare un’alternativa per garantire la presenza dell’artista alla Scala.
Siamo quindi lieti di poter annunciare Jonas Kaufmann in un concerto di arie d’opera con la Filarmonica della Scala diretta da Jochen Rieder domenica 14 giugno 2015 alle ore 20. Il programma sarà comunicato a breve.


関連記事:
ヨナス・カウフマン ジャパンツアー全滅.....このスケジュールではね....
不運続きのスカラ座 ☆ カウフマン降板(2014.10.3,4 アバド追悼コンサート) ☆ アラーニャ、スカラ座復帰せず! (2014.9.5)
 

マスネの「マノン」:最終場面のマノンの死を前にしたデ・グリュー(=グリゴーロ)の悲痛な叫び

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 今、メトではダムラウ&グリゴーロの「マノン」上演中。かなりいいと、数年前のネトレプコ&ベチャワ組を凌駕するできだとも。最終場面のマノンの死を前にしたデ・グリューの叫び声も話題になっています。
 他のテノールさんたち(アラーニャ、アルバレス、ビリャソン、ベチャワ)のデ・グリューは、どうなのかというと、

1、無言(アラーニャ、アルバレス)
2、"No!No!"(ビリャソン) 
3、あ〜は〜と泣く(ベチャワ)

 グリゴーロのデ・グリューは盛大に叫びます。グリゴーロのオリジナルだと思います。2010年のROHでは2秒くらい、今回のメトはかなり長いので、叫ぶというよりは、遠吠えかな....初日の3月9日は6秒くらい、21日は10秒くらい、進化してます。28日の最終日には、音楽が終わるまでのばしちゃうかも。どんなものか最後の部分だけの動画を作ってみました。



 指揮者と相談してやってるんだと思いますが、ROHのアントニオ・パッパーノは叫び終わるのを待っています。メトのエマニュエル・ヴィヨームは、叫ぶのに音楽をかぶせてます。
 YouTubeには否定的なコメントもあります。↓ 



 「傷ついた動物の遠吠え」というように述べているレビューもありましたが、いいタイミングで、この部分についての感想を見つけました....
Au finale, quand Manon meurt enfin dans les bras de Des Grieux, Grigolo a laissé exploser toute la tension et la douleur accumulées pendant les cinq actes dans un cri effrayant, effrayant surtout car ce cri n’était pas chanté mais hurlé, ce qui techniquement pour un chanteur est fort difficile à réaliser et qui montre à quel point le ténor italien est maintenant serein sur cette scène du Met qu’il parait tant aimer. Alors que le rideau se baissait, le public restait stupéfié de ce cri. Tous deux furent ovationnés comme il se devait. (At the end of the opera, when Manon dies in Des Grieux’s arms, all the tension and pain accumulated came out in a frightening cry from Grigolo, the fright coming from the fact that this cry was shouted and not sung, which is a pretty risky thing to do and shows how technically fearless Vittorio Grigolo has become. As the curtain went down, the audience was stunned. Both got a well deserved standing ovation.)
記事全文は→Manon at the Metropolitan Opera, New York / Thibault Courtois

関連記事:
ディアナ・ダムラウと「マノン」(2015.3.9〜28) 6公演 ☆ 舞台写真 ☆ 初日Live Stream 3/9(日本3/10午前8.25〜 ) ☆21日ライブ放送(ORF)☆ レビュー

メモ)スカラ座 2015/16シーズン概要(2015.3.27) とEXPO2015の吃驚企画マルペンサ空港でフラッシュモブ

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 3月27日付けのRepubblicaミラノ版でスカラ座の来シーズンの概要が発表されました。(記事には2016/17 stagioneとありますが、2015/16の間違いだと思います)
 12月7日の開幕公演は、前から言われていたようにヴェルディの"Giovanna d'Arco" シャイー指揮、ネトレプコ、メーリ、C.アルバレス。その他ヴェルディのものが、リゴレット(ヌッチ、グリゴーロ)、二人のフォスカリ(ドミンゴ)、シモン・ボッカネグラ(ドミンゴ/ヌッチ).....口の悪い方たちは、ミイラの博物館かよ〜とかなんとか....ヴェルディが4タイトルというのは珍しいのかな.... 「たんとヴェルディ」だって。プッチーニは、「西部の娘」だけ。ラメレスはマルセロ・アルバレスの初ロールだと思います。

 それからEXPO2015の吃驚企画として、9月17日にミラノ・マルペンサ空港のレストランで「愛の妙薬」のフラッシュモブ、ネモリーノがレストランのウェイターだそうです。スカラ座で9月18, 21, 25, 28日にグリゴーロ主演の「愛の妙薬」があるので、マルペンサ空港でもグリゴーロが歌うのかなぁ.....喜んでやりそうですけど。グリゴーロのオペラのルーツはピッツェリアとかレストランの喧噪の中で"Una furtiva lagrima"を歌って修行したそうですから。

◎スカラ座 2015/16シーズン概要
1.開幕公演 ヴェルディ: Giovanna d'Arco:
 シャイー指揮、Moshe Leiser-Patrice Curier演出、 Nerebko, Meli, C. Alvarez
以下日程不明
2.ヴェルディ: Rigoletto : ランザーニ指揮、 Leo Nucci, Vittorio Grigolo
3.ヴェルディ: I due Foscari:マリオッティ指揮、Placido Domingo
4.ヴェルディ: Simon Boccanegra:チョン・ミュンフン指揮、Placido Domingo/ Leo Nucci
5.プッチーニ: La Fanciulla del West:シャイー指揮、Graham Vick演出、Marcelo Alvarez
6.ジョルダーノ: La Cena delle Beffe: リッツィ指揮、Mario Martone演出
7.モンテヴェルディ: L'Incoronazione di Poppea: アレッサンドリーニ指揮、R. Wilson演出
8.R. シュトラウス: Rosenkavalier,:メータ指揮、ザルツブルグの演出
9.クルターグ: Fin de Partie: メッツマッハー指揮
10.ガーシュイン: Porgy and Bess (セミ・ステージ形式): アーノンクール指揮
11.ラヴェル: L'Enfant et les Sortileges- L'Heure Espagnole (コンサート形式) : ミンコフスキ指揮
12.ヘンデル: オラトリオ IL Trionfo del tempo e del Disinganno
13.ブリテン: The Turn of the Screw: エッシェンバッハ指揮
14.モーツァルト: Die Zauberflote (スカラ・アカデミア公演):Peter Stein演出
15.モーツァルト: Le Nozze di Figaro,:ウェルザー=メスト指揮

 歌手で名前があがっているのが、ドミンゴ、ヌッチ、M.アルバレス、グリゴーロって、みんなペレイラ氏と仲良し....友情で結ばれててなんだかんだ裏切らないんでしょうね。なんでもドミンゴが出てくれるとスポンサーがつきやすいってこともあるそうです。

メモ)星野リゾート タトゥーのカバーシールを試験導入(2015.4.15)

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tatoo.jpgミニ入れ墨、隠せば入浴OK=訪日客増で10月から―星野リゾート
タトゥーのカバーシールを試験導入 星野リゾート

 なんかタイミングよくニュースが.....グリゴーロは、ホテルのプールでよく泳ぐ...ということですので、実はちょっと気になっていました。入浴だけでなくプールもかなり厳しいらしく、ネットでお断りされたというカキコミがけっこうありますし。
第二ブログの記事「settimanale Grazia(2014.10.16) ☆エコノミスト(2014.8.5) ☆ IO donna (2014.7.30)」にタトゥーについての記載があります。

ムーティに似てる?("france musuque"の "Le Magazine" 2015.4.16)

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 第二ブログに書きましたが、グリゴーロは15日の"Radio Classic"の"Passion Classique"に続き、16日には"france musuque"の "Le Magazine" にゲスト出演。本当に楽しそうに喋っています。

  "Le Magazine"は、今までリリースしたCDからの曲も間に5曲放送しました。ムーティのマネをちょっとしていましたが、これって似てるのかなぁ.....モノマネお得意のグリゴーロですから、似てるんでしょうね。

 この部分の前後含めたもの。マスネの「マノン」の"En fermant les yeux... C'est un rêve"から

 2000年のムーティ指揮のコンサートはグリゴーロの出発点とも言えるコンサートです。「スカラ座デビュー最年少と騒がれ、コンサートも成功だった。あの夜、僕の夢が現実のものになり、歌手としてキャリアを積むことができると思った....ムーティは、僕の"bellissime mezzevoci"で僕を選んだと言った...」と語っています。(il Giorno 15/3/2015記事から)

☆2000年のスカラ座コンサートのフィナー


☆Notturno "Guarda che bianca luna"


☆Verdi: Tantum Ergo (1837)


関連記事:
[スカラ座コンサート2000ムーティ]
フランス放送 ゲスト出演 ☆ France Musique の"Le magazine"(2015.4.16) ☆Radio Classiqueの"Passion Classique" (2015.4.15)

arteTVのドキュメンタリー"Ténors mythiques"カウフマン、フォークト、グリゴーロ、ザイフェルト、カレヤ(2015.5.10 ストリーミング)

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 arteTVで5月10日に放送される"Ténors mythiques" 取り上げられるテノールは、Lauritz MelchioとBeniamino Gigli それから Caruso, Franco Corelli, Mario del Monaco, Mario LanzaとGiuseppe di Stefano、三大テノール、そして今現在国際的に活躍するテノール Jonas Kaufmann, Klaus Florian Vogt, Vittorio Grigolo, Peter Seiffert, Joseph Calleja .....こんなてんこ盛りで53分のドキュメンタリーって、どんなんでしょう。多分、日本でも(オンデマンドでも)見られると思います。
 2分の抜粋版が見られます。カウフマンは寝っころがっているだけですが、グリゴーロがレッスンしている場面が見られます.....4月7日の公開レッスンを見に行った方々にはお馴染みですね.....ソプラノさんは、「ジャンニ・スキッキ」の”O mio babbino caro……私のお父さん”、なんか覇気のないバリトン君は 「フィガロの結婚」から"Non più andrai farfallone amoroso,もう飛ぶまいぞ、この蝶々"
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Ténors mythiques
Les héros de la scène lyrique
dimanche 10 mai à 17h35 (53 min)

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